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よくある質問

X線についてのよくある質問をまとめています。

アイビット
X線ステレオ方式®とはどのようなものですか?
BGAなどのはんだ付け部分をX線で見た際には、裏面のコンデンサの部分まで映ってしまいます。その結果、BGAが正しく接続されているのか、ショートが発生しているのか、もしくは異物が入っているかどうか判定できませんでした。

アイビットの「X線ステレオ方式®」は、実装基板の表面と裏面を切り分ける機能です。本機能により、裏面の情報をキャンセルできるため、BGAの接続部をはっきりと検査することができます。キャンセルにかかる時間は、わずか4~5秒です。
価格帯に対して倍率が高いですか?
従来の密閉管は、倍率が低いものしかなく、倍率が高いX線装置は解放感と呼ばれる高額の装置でした。
しかし、アイビットのX線装置は密閉管でありながら、解放管と同じ方式を用いているために高倍率で作成できます。
X線ステレオCTとX線ステレオ方式®はどう違いますか?
X線ステレオ方式®は裏面をキャンセルするのみで、X線ステレオCTは300層に水平スライスする機能です。
X線装置の設置届けはどのように行うのですか?
X線装置を設置する場合は設置の30日前までに、以下の様式で管轄の労働基準監督署への届け出が必要です。

必要書類:
1)安全20号書式
2)安全27号書式
3)設置場所の判る平面図
4)装置カタログ
5)装置外形図

上記を1式として2部用意してください。
提出する担当者は提出書類に捺印のため印刷を持参してください。
X線の安全教育とは何ですか?どのように行うのですか?
X線装置の透過写真の撮影業務に労働者を従事させるときは、次の科目について「特別の教育」を行わなければいけません。

1)透過写真撮影の作業方法
2)X線装置の構造および取り扱い
3)X線の整体に与える影響に関して
4)関係法令

「特別の教育」はX線装置を使用する者全員が受講する必要があります。
X線が半導体や電子部品に与える影響について教えてください。
X線は半導体や電子部品に様々な影響を与え、代表的なものは「電離」「励起」を引き起こします。
電子部品へのX線の影響を少なくするには以下の方法が考えられます。

1)照射するX線量を少なくする
 ①管電圧を下げる(X線強度をさげる)
  →ANSI規格では150kV以上の管電圧を掛けては行けない。と指針がある。
 ②管電流を下げる(X線量を少なくする)
 ③X線管との距離を離す
 ④X線照射時間を短くする

2)ROMなどX線に脆弱な部品は、金属フィルタなどで遮蔽する
 推奨する金属フィルタ材料=AL、Zn、Snなど(アルミ、亜鉛、錫)